地球である肉体
瞑想していると、思い出したことがあった。
この肉体は、地球そのものであること。
この肉体は、地球から借りているものであること。
そして、この地球で遊ぶために、少しの間だけ居座らせてもらっている乗り物であること。
それを思い出したきっかけは、
自分が普段、目ん玉を前へ突き出すように世界を見ていたことに気づいたときだった。
本来の視点は、もっと奥にある。
脳の中心部――いわゆる松果体があるあたり。
そこから静かに眺めるように視覚情報を受け取ってみる。
すると、不思議なことが起きた。
松果体から覗いている感覚になると、その他の肉体すべてが、「わたし」ではないことに気づいたのだ。
昔、ある瞑想家が言っていた。
「肉体は借り物だから、大切に使わないとね。」
その言葉を、私はずっと比喩だと思っていた。けれど、その瞬間わかった。
「あ、本当に、そのままの意味だったんだ。」
すると、この乗り物に身を任せるだけで、驚くほど物事がスムーズに運ぶ。
制作の準備も、勝手に身体が始めてくれる。
そこで感じたのは、
いかに邪魔をしないでいられるか。
ただ、乗り物にちょこん、と座って眺めているだけでよいのだった
それは、瞑想しているように――何も操作せず、ただ眺めていることこそが、本来の「わたし」なのかもしれない。
瞑想については、「大いなる自分とつながる」「内なる自分にエネルギーを流す」など、さまざまな表現がある。
けれど今の私には、「視点の位置に鎮座する」という感覚が、もっともしっくりくる。
なぜなら、「内なる自分」や「大いなる自分」という言葉は、それらを対象として見ている表現だからだ。
そこには、まだ「見る私」と「見られる何か」という分離が残っている。
一方で、そのものの視点に立ったとき、「内なる自分」という認識そのものが消えていく。
ただ、地球という肉体に身を任せる。
それだけになる。
これが、今のところ私が体験している
「UnUs(アンアス)を生きる」
という感覚である。
関連情報
頼黄田|YORECORDAR
日本画アーティスト,1986年生まれ群馬県富岡市在住,京都精華大学芸術学部日本画専攻卒業,12年間の会社員を経て,2021年よりアーティスト活動開始。代表作はUnUsアンアス。妙義アートハウスにてデッサン,日本画,ペン習字を教える。作品のご購入についてはお気軽にお問い合わせください。
| 屋号 | yorecordar.com |
|---|---|
| 代表者名 | 頼黄田 |
| info@yorecordar.com |