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イオン行く感じでドバイへ。感性拡張のアラブの旅

英語が堪能でなくて本当によかった。

 

言わずもがな私たちの言語による思考の影響は非常に大きい。

評論家のプレゼンで数字を入れてファクトベースで話されると信頼度が増す。

その数字の切り口が一つの側面に過ぎなくてもだ。科学研究も仮説を立てて、その仮説が正しいことを証明されるまで、あらゆる切り口で研究を重ねる。そのため、同じコーヒーが体に良いという研究結果もあれば、悪いという研究結果もある。どの切り口から体に良いとするかが異なるからだ。

 

そのような意味では、言葉自体が遊びにすぎない。

 

それは、私自身が人事の仕事で会社説明をする際に、いかにこの会社がおすすめの会社であるかを人に話すことで体感してきた。

ある学生にとっては、その切り口が合致して入社するし、ある学生には合致しない。しかし、不思議なことに言葉だけで人は動かないのだと入社1年目で思い知った。

「大きな声、笑顔、明るく元気に」そして決まった説明内容。しかし、説明後の学生さんの反応(次回説明会の予約率)は、その時々で異なる。いくら明るく元気に話せど、その場を心から楽まなければその波動は伝わる。

 

よくスポーツ選手が試合を楽しむ。というが「勝利」という目的を超えて「楽しむ」にフォーカスするとゾーンに入る。それと同じだ。「意図」しても「執着」しない。

 

少し脱力するのが「妙」なのだ。

 

と、前置きが長くなったが、本題はアラブの旅だ。

 

海外一人旅は12年振り。前回は、LAだった。当時は英語を話そうと事前にフレーズを覚えたりして意気込んでいた。まさに英語脳になるのが分かったし、英語を使うことでテンション高めな人格になることもよく分かった。

 

 

今回のアラブの旅では、ドバイ、アブダビ、バーレーンの3カ所を旅したが全て英語圏だ。

しかし、前回のように英語を話す気はあまりなく、身振り手振りで伝わるだろう、くらいに思っていた。

 

近所のイオンに行く感じでドバイに行く、それがよかった。

何せ航空チケットを取ったのは出発の5日前のことで、「どうせシステムエラーで決済できないだろう」と気楽に予約ボタンを押したら、決済されてしまった。あ、行くんですね。という感じで行けた。

 

 

周りが何を話しているか分からないから自分に集中しやすくなる。

 

ドバイの砂漠ツアーで、ゲスト5人とガイドの6人乗りで4WD半日ツアーに参加した。ドバイ各地のホテルでピックアップされた観光客合計100人がその砂漠ツアーに参加していた。

その100人がうようよする砂漠で独り瞑想をした。たった5分にも満たないが、その姿があるイタリア人とインド人の目に留まり、話しかけてくれた。

「あなたの瞑想はとてもパワフルだ!」

「誰を師匠として教えてもらったんだい?君はとてもポジティブだ!」

 

日本で瞑想をしているといわゆるスピリチャルに詳しい人としか話さないことが外国では当たり前に「目に見えないもの」を褒め合ったり話題にできるのだと驚いた。どうやら瞑想は外国人にはファッションの一つらしい。そして、瞑想にも多くの宗派があり、それをやたら聞かれた。YouTubeなど雑多に学んでいるので答えられなかった。

 

それはともかく、私がポジティブな波動を放っているのだと知った。それは人事時代から放っていたものであるし、その重要性をなんとなく言葉にせずとも理解していた。「言葉交わさずに自分と共鳴してくれる人が存在するのだ」という体験は、新たなフレームを作った。

 

人は見えない何かを感じとって私に興味を持ってくれるのだ、という自分への信頼と共に、他人への信頼にもなった。

 

ただ、もし私が英語が堪能だったら、砂漠で深く瞑想できただろうか?

というのも、そのツアーでは運転手のガイドが砂漠の植物やオアシス、この地域が刑務所だったなど、色々と説明をしてくれていた。一部聞き取れた情報だったが私には必要ないと思った。それを詳細に全て理解できていたら、その説明から得られる想像へ誘われ、砂漠の波とそのまま同調する、ということが短時間ではできなかったと思う。

 

美術館の展示でキャプションを読まずに鑑賞して感じたいというのに似ている。

 

勿論、説明を聞いて思考する喜びもあるのでそれはそれだ。

 

ただ、今の私の場合は感性をフル活用して楽しみたかった。そして、それを心から楽しんだとき、周りの反応があり、楽しい物語が展開するのだ。

 

英語を努力なく学習できる人はそれが楽しく展開するツールとなる。

 

私は何度英語を学ぼうとしても続かなかった。それは私には必要のないツールなのだと潜在的に知っていたからだと思う。

 

言語よりも直感を鍛えることの方が私には重要だし、それが努力なく得られるツールだった。

ただ、1週間といえど周りとの会話する中で自然と人のフレーズを真似することになるので、赤ちゃんが覚えるがごとく自然にダウンロードされる。こちらの方が心地よかった。

 

そして、帰国する時の飛行機で日本語が聞こえてきて、1週間ほどアラブで「音」として聞いていた他人の会話が、久々に情報として認知する感覚になり少し残念に思った。嫌でも思考してしまうからだ。

 

しかし、この言葉を音として捉える感覚を体感したことは大きく、今後の生活でいつでもその周波数に合わせることができる。新アイテムゲットなのだった。

 

ちなみに、この砂漠での体験で得られたフレーム作りがバーレーン最終日の伏線となっていた。本当によくできている。

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回遊芸術家。1986年生まれ兵庫県出身。日本画ワークショップ開催など...|LET IT HAPPEN_アンアスフラワー制作,関連グッズ販売。お金の価値を問い直す価値交換を経て直感に赴くまま呼ばれるまま世界各地に飛んでいきます。

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