叫んだ
叫んだ
その人の前で叫んだ
見たくなかったその姿を
聴きたくなかったその言葉を
感じたくなかったその波を
だから叫んだ
ごめんと言って 外に出た
空を見上げた
きみが聞こえた
今日きみの姿はみえない
それでも感じた きこえた きみはそこにいると確信していた
だから大丈夫 安心して といった 誰が?誰に?
どちらでもあってどちらでもない
すると、1台の車が帰ってきた お隣さんだ
よかった、あの叫び声はお隣さんにはきこえてなかったんだ
次は、いつもの黒猫が道を横切った
いつものことさ といった 大丈夫だといった
深呼吸をして帰った
その人がいた
ちゃんと自分の言葉にして伝えようと思った
解読できない他人の気持ちはよく知っている
大切にすることは、きちんと伝えようとすること
感じとれる人にだけにしてしまったら、違いを楽しみにきたことを忘れてしまっている
違いを楽しみ、その言葉から生まれる次の言葉
それが確信となるまで、同じようで同じでないことを何度も繰り返し
ゆらゆらと揺さぶられ 何度も立ち上がっては消え 立ち上がっては消え
いつの間にか形を変えている
__________________
愛を選ばずに条件を選んだ
それが今できる限界だから
それはその時にあったけど、今はないから
今にとってのそれは、小さなものに見えるから
条件に立ち戻り 味わい またさらなる愛に還る
それはきっともっと多くのものを内包する
触ると感じる それは今もちゃんとあるんだと
関連情報
頼黄田|YORECORDAR
日本画アーティスト,1986年生まれ群馬県富岡市在住,京都精華大学芸術学部日本画専攻卒業,12年間の会社員を経て,2021年よりアーティスト活動開始。代表作はUnUsアンアス。妙義アートハウスにてデッサン,日本画,ペン習字を教える。作品のご購入についてはお気軽にお問い合わせください。
| 屋号 | yorecordar.com |
|---|---|
| 代表者名 | 頼黄田 |
| info@yorecordar.com |